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2025.02.04

飛行申請 1日化について

無人航空機の飛行許可承認審査要領改正に関する説明会が開催され、飛行申請の審査が最短1日になることが公表されました。
どのような制度変更、システム変更があり、我々ユーザーとしてどのようなことに気を付けるべきか整理してみました。
一番大切なことが説明会では述べられていない気がしますが、最後にコメントさせていただきました。
どうぞご参考ください。

 

制度の変更点

これまで必要だった資料の添付が不要になります。

申請者は適合性を自ら確認し、適合しているかどうかを「適・非」で示す形式に変更されます。

  • 審査基準の変更なし

審査基準自体は変更されませんが、申請手続きが簡素化されることで、審査の迅速化が図られます。

機体や操縦者に関する情報の入力が簡素化され、申請者の負担が軽減されます。

手続きの簡素化により、審査期間が短縮されることが期待されます。

システムの変更点(DIPS2.0)

3月24日にDIPS2.0の新機能リリースが行われます。

操縦者の追加基準への適合性を事前に一括登録する仕様に変更されます。

これにより、申請ごとに同じ情報を繰り返し入力する必要がなくなります。

3月17日から24日の間、システムメンテナンスのため、飛行許可承認申請の受付が停止されます。

この期間中は新規申請や変更申請ができません。

ユーザーが気を付けることと対応

新しい申請書式の使用:

改修前の申請書式での申請はできなくなります。

これにより、申請手続きが効率化されます。

特に、3月17日から24日の間は申請ができないことを考慮して、必要な手続きを早めに行うことが重要です。

さらに、同期間中に補正指示が出された場合は、新たに3月24日以降に申請の出し直しが必要なことも注意点です。

本当に大切なことは

今回の制度変更により、審査手続きが簡易化されたのは間違いありません。

一方で忘れられがちなのが、航空局の目が届いていないということは、申請内容・運用体制について申請者自らが責任を持つということです。今までも当然の用に安全な運航をしている中ではありますが、申請時に、自分たちでも気づかない落とし穴は指摘を受けることができました。それがなくなるということは、申請者・運行者の責任が重くなるということです。

より一層の安全運航が求められますね。

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この記事を書いた人

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奥村英樹

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大手電機・エネルギー企業での技術営業を経て、ドローン業界へ。営業・開発PM・操縦士など幅広い実務経験を活かし、2022年にSORABOTを設立。ドローンの社内導入支援や運用課題の解決を行う「ドローンアドバイザー」として活動中。ドローンをもっと簡単・便利に使える社会を目指しています。

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