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2025.04.01

飛行申請 航空局標準マニュアルの改訂

ドローンの飛行申請に関する内容で、運用時に守らなければいけない事項が飛行マニュアル。
従来は運航者自身での作成が必要だったものが、航空局が標準的な内容で作成・公開をしてくれています。

その飛行マニュアルが2025年3月31日に修正、公開されました。
審査要領に書かれている内容が一部マニュアルに転記されたり、要件緩和されたりといくつか変更点があります。
具体的な変更点については以下をご参照ください。

独自マニュアル作成用に、Word版のファイル公開もしています。
下部のリンクからアンケート回答いただき、ダウンロードください。

目視外飛行に関する訓練の細分化

旧版では「目視外飛行」として一括されていましたが、新版では以下のように分けられています:

 気象条件の柔軟化

旧版では風速5m/s以上や雨天時は「飛行させない」とされていたのに対し、新版では以下のような柔軟な条件が追記されました:

 物件のつり下げ・曳航に関する具体的対応

旧版では「物件のつり下げや曳航は行わない」と明記されていましたが、新版では以下のように緩和されています:

電子的携帯(許可証や承認書)の明確化

夜間飛行の安全管理強化

新版では、以下の文言が追加されています:

一方で、以下の文言が削除され、昼夜における高度の考え方が統一されました。

緊急時の報告先の明記

旧版は「別表に記載の官署へ報告」としていたのに対し、新版では:

その他の細かい表現の更新

ご覧いただきありがとうございました。以下より、標準マニュアル4種のダウンロードが可能です。
独自マニュアル作成にぜひご活用ください。

航空局標準マニュアル01(場所特定)
航空局標準マニュアル02(特定なし)
航空局標準マニュアル01(インフラ点検)
表示航空局標準マニュアル02(インフラ点検)

この記事を書いた人

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奥村英樹

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大手電機・エネルギー企業での技術営業を経て、ドローン業界へ。営業・開発PM・操縦士など幅広い実務経験を活かし、2022年にSORABOTを設立。ドローンの社内導入支援や運用課題の解決を行う「ドローンアドバイザー」として活動中。ドローンをもっと簡単・便利に使える社会を目指しています。

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