ソラブログ
プレス
活用事例
2025年10月6日
Sora Blog
2025.10.08
小型で扱いやすく、航空法の「登録対象外」となる100g未満のドローン。
近年は、カメラ搭載や自動撮影などの機能を備えた高性能な軽量機も増えています。
この記事では、よく個人的に質問を受けることをまとめた、2025年10月時点で国内で購入できる代表的な5機種――
HS420・HS155・TELLO・HULA・HoverAir X1 Smart――を比較し、それぞれの特徴とおすすめポイントをまとめました。
※記事は広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
機体 | 重量 | 飛行可能時間 | 飛行可能距離/制御範囲 | カメラの性能 | 屋外 | 屋内 | 参考価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Holy Stone HS420 | 31g | 約6分/本(バッテリー3本で合計18分) | 約100m(屋外見通し時) | 1080p | △(無風前提) | ○(ガード付) | ¥6,552〜¥8,590 |
Holy Stone HS155 | 約98g | 約14分/本(合計42分表記あり) | 操作150m/映像100m | 1080p、GPS・自動帰還 | ○(微風推奨) | △ | ¥19,820前後 |
Ryze TELLO | 約80g | 最大13分 | 最大100m(理想条件) | 静止画5MP/動画720p | △(無風時) | ◎ | ¥12,980 |
HULA(Hula-JP) | 100g±5g | 約9〜10分 | 最大100m | 写真1920×1080/動画720p、AI・プログラミング対応 | ○(穏やかな日) | ◎ | ¥49,500 |
HoverAir X1 Smart(日本版) | 99g | 最大10分 | 約50m前後 | 2.7K/30fps・1080p/60fps HDR、EIS搭載 | ◎(自撮り・近距離) | ◎ | ¥59,980 |
※価格・仕様は2025年10月8日時点の国内販売情報をもとにしています。
※公称の飛行時間・距離は理想条件での値です。実際の運用環境では短くなる場合があります。
※同サイズのドローンでの比較です
31gという超軽量ボディで、室内飛行に特化した定番ミニドローン。
1本あたり約6分の飛行が可能で、3本バッテリー同梱タイプも多く、手軽に練習できる“初めてのドローン”として人気があります。
FPV撮影も対応しており、1080p表記の販売モデルも。位置制御機能がなく操縦技術が求められるため、無風の室内や体育館などでの使用がおすすめ。
100g未満ながらGPSを搭載した、軽量・高機能モデル。
約14分の飛行時間と1080pカメラ、自動帰還(RTH)などを備えています。風の弱い屋外では比較的安定し、軽量ドローンの中では“屋外対応”のバランス型。
映像を安定させたい方や、外で短距離撮影したい方におすすめ。
屋内では、プロペラガードがなく位置制御も働かないため、非推奨。
教育・入門用の定番として長年人気のモデル。
約80gで航空法の登録不要、最大13分飛行、100m制御距離を実現。5MP静止画、720p映像にEIS(電子手ぶれ補正)を搭載。
また、ビジョンセンサーによるホバリング制御で、屋内でも非常に安定しています。プログラミング学習にも対応しており、教育用途でも活用されています。
小さい子供でも手軽に遊べる本格ドローン。
教育やAR・編隊飛行向けに設計されたプログラミング対応ドローン。
約100g未満の軽量ながら、AI画像認識・赤外線障害物回避センサーを搭載。静止画1920×1080、動画720p/30fpsで、撮影よりも学習・研究用途に適しています。
ブロック・Pythonベースでの開発も可能で、ドローンプログラミング教材として注目されています。
99gで折りたたみ不要の“手のひらドローン”。
2.7K/30fps・1080p/60fps HDR対応の高画質カメラとEIS補正を搭載。アプリ不要で本体ボタンから起動でき、顔認識・自動追尾などの撮影モードを選ぶだけでプロのような映像を自動撮影できます。
最大飛行距離は約50mと短いものの、自撮り・Vlog撮影に最適な一台です。
用途 | おすすめ機体 | 理由 |
---|---|---|
室内練習・初めての操作体験 | HS420 | 超軽量・安全・安価で気軽に飛ばせる |
屋外でも短距離撮影したい | HS155 | GPS搭載・1080pで安定感あり |
教育・プログラミング学習 | TELLO / HULA | 学習向けSDKやAR機能を標準装備 |
SNS・自撮り・Vlog撮影 | HoverAir X1 Smart | 高画質+自動撮影モードが充実 |
100g未満のドローンは一般的なドローンに必要な登録不要で気軽に飛ばせますが、
飛行禁止区域に関する法規制は依然として適用されます。
小型無人機等飛行禁止法: 空港周辺、重要防衛施設、外国公館、原子力施設など、重要施設とその周辺のおおむね300mは飛行が禁止されています。違反すると罰金や懲役が科される可能性があります。
民法: 他人の土地の上空を飛行させる場合は、土地所有者の承諾を得てください。トラブルのもとになります。
自治体の条例、国立公園等: 各自治体や関係省庁では公園や国立公園などでのドローン飛行を制限・禁止を定めている場合があります。必ず事前に確認しましょう。
屋外で飛ばす際は、自治体条例・航空法・小型無人機等飛行禁止法を必ず確認しましょう。
公園であれば、自治体の環境局など、河川敷であれば河川事務所などが窓口として情報の掲載がされていたり、問い合わせをすると回答をくれます。
軽量でも性能は年々向上しており、手軽に楽しみながら学べる機体が増えています。
使う目的を明確にして、自分に合った“100gドローン”を選んでみてください。