スマートエネルギーWEEK

2024春

再生可能エネルギーやエネルギーマネジメントに関する展示会、スマートエネルギーWEEKの春はここ3年毎年参加していますが、今回は時間があまりなく太陽光と風力を中心に見て回りました。やはり再エネビジネスは魅力ある業界なんだなとつくづく感じます。

太陽光は、圧倒的にパネルと架台メーカーが場所を占めていて、風力については、洋上風力にシフトしているなという印象でした。ドローンの観点では、太陽光の点検に関するブースは少なく、メンテナンス事業者や設計・測量会社がドローンを使って対応するというPRの仕方が目立ってますね。

注目はやはり風力発電。特に洋上風力に対してドローンが活用できないか?点検の自動化ができないか?という要望が多く聞かれました。

皆さん求めているのは、そもそも洋上に船で行かなくても点検ができる手法。陸からドローンを飛ばして広範囲に広がる洋上風力のプラントを点検して回る、もしくは、洋上プラントにドローンを格納するポートを設置して、自動で巡回してくれるようなシステムが期待されているものとしてひしと伝わってきました。
まだまだそんな時代は遠い未来ですが、AIZAWAのハイブリッドドローンはその可能性を感じさせるものですね。ここ2年ぐらい、展示会に行けば必ず見かける機体になってきました。実際のニーズがどこにあるか気になるところです。

そして洋上浮力といえば水中ドローン。浮体式の係留状態や支柱の劣化を確認する手法として各社仕組みを作り始めています。流されたり、透明度の低い中での調査業務は空のドローンより難しいといわれますが、点検技術が確立すればより安全に高精度な点検ができるようになると期待されてます。

風力では、ブレードのAI点検が注目されがちですが、作業・測定が可能なドローンも出始めています。落雷対策として、電気を逃がすためにレセプターと呼ばれる部品がブレードの先端に取り付けられています。地上からも、ブレード中心のハブからも遠いので、ロープワークをしながら通電確認をして故障の有無の試験が必要といわれていました。ドローンの画像を用いてブレードの損傷をAI解析しているARBITOでは、レセプターの通電試験にドローンの活用を始めています。

ドローンにレセプターと接触可能な電極を搭載し、通電確認を行うという作業・測定を行うドローンです。DJIのMATRICE300RTKベースで開発をされているので、現場の「やりたい」にこたえるアイディア商品ですね。

そして何より気になったのは、海外ブースと日本の企業の違いです。海外ブースに立ち寄ったのが4時を回っていた時間なのですが、そこかしこでパーティー騒ぎで何かと思えば、アルコール等のドリンクサービスが始まってました。英国パビリオンでは、スコッチの試飲という素敵な企画が。日本でいうところの飲み二ケーションは海外でも健在ですね。いや、むしろ海外のほうがその傾向が強いのではないかと思ってしまう状況でした。この後別件あり、この場に参加できなかったのが残念でならないですが、次回以降のために覚えておきたいブースです。

日本の大手企業は、プラント建設、メンテナンス、システム管理などすべてを一手に引き受けることができることを売りにされている企業が多かったですね。JFEグループは、鉄のイメージが強いですが、その鉄は風力発電の支柱にも使われています。鉄加工をする工場を新設したというPRをされていたので、風力事業が伸びていくのは間違いなさそうですね。グループとして、施工やメンテナンスができる事業会社もあり、製造から運営、メンテまで一手に受けれるのがやはり大手の強み。大型プロジェクトにかかわるにはやはり大手だなと痛感しつつ、こういった企業と仕事ができるよう日々提案を繰り返していきます。