Safie ドローン向け映像伝送システム

ドローン向け映像伝送システム

2022年にブルーイノベーションとセーフィーが事業連携のプレス

2022年にブルーイノベーション(以下BI)とセーフィーが事業連携を行う旨のプレスリリースを発表していた。ブルーイノベーションはドローンやロボットの開発・製造・販売を行う企業で、ドローンやロボットを活用した社会課題の解決に取り組んでおり、送電線の点検や農業分野での作業支援など、幅広い分野で実績を積んでいます。BEPと呼ばれる、ブルーイノベーションが開発したドローンやロボットなどのデバイスとデータを統合・管理するプラットフォームがあり、BEPを活用することで、ドローンやロボットを効率的に運用し、データを一元管理することができます。

セーフィーは、防犯や監視といった機能の他、撮影した動画から顔認証技術を利用した接遇改善といった業務効率化を行うサービスを提供しています。
映像に強いセーフィーとドローンの映像や情報管理プラットフォームのBIの連携がどのような事業を生み出すかを楽しみにしてました。

セーフィーのドローン映像伝送技術

画像の通り、ドローンの映像を操縦機(プロポ)に表示させ、その映像をHDMI経由で外部に出力。HDMIの出力画像をHDMI to USB変換を行い、通信端末に対してUSB経由で映像データを取り込む。そうすると、ネットワークにつながったPCのブラウザにてリアルタイムの映像が確認できるという仕組み。

接続がシンプルなので、現場でも使いやすい組み合わせだが、実はドローン以外にも使えるシステム。
HDMI出力が可能なデバイスであれば、カメラ、PCなどあらゆる映像が遠隔地に伝送が可能である。

所感

残念ながら、価格や製品・システムの詳細までは聞けなかったが、ドローンに限らず遠隔地に映像伝送を行うには超汎用的なシステム。
カメラの映像という意味では、今後のセーフィーによるドローンに関する事業展開は他の監視カメラと同じだと考えられるので、既存技術の応用例が見れるのが楽しみ。

固定カメラでの車両検知AI

AIによる車両検知と自動カウント

監視カメラ分析の技術を使って、車両の種別判定と数量カウントを自動で行ってくれるAIアプリ。交通量調査の例では、画像上の範囲指定をいくつか行うことで、直進・右折・左折した車が何台あるかのカウントも可能。同様のことを人でも検知ができるようです。

ただし、このAIについては現時点では固定カメラ専用で、ドローンの画像(撮影する場所が動くもの)には対応していないというのが残念。

所感

車両種別や人の検出、カウントができるAI自体はドローンと相性が良いものの、現在は固定カメラのみに対応。今後の移動型カメラへの対応を期待。