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2025.04.15

DJI Dock3で実現するドローンの目視外・補助者なし・遠隔自動運用とは?

近年、ドローンポートを活用した自動運用が急速に広がっています。特に注目を集めているのが、DJI Dock3とFlytBaseによる遠隔目視外(BVLOS)運用です。

この記事では、法規制に準拠しながら補助者なしで実現できる、完全自動ドローン運用の仕組みと導入ステップを詳しく解説します。

目視外飛行(BVLOS)とは、操縦者の目の届かない範囲でドローンを飛ばすことを意味します。これにより、以下のような効率的な運用が可能になります:

  • 広域巡回や定期点検の自動化
  • 災害時の迅速な状況把握
  • 警備・監視の省人化

しかし、日本の航空法では、目視外飛行は「補助者の配置」や「安全確認体制」が求められ、実運用のハードルが高いのが現実です。

DJI Dock3 × FlytBase:目視外×自動×補助者なしを支えるドローンポート

DJI Dock3とは?

DJI Dock3は、DJI Matrice 4D/4TDドローンに対応した最新のドローンポート。完全密閉型の格納ステーションで、自動離発着・充電を繰り返し、ドローンを無人で運用可能にします。

特徴:

  • 全天候対応の耐久設計
  • 約25分でフル充電(急速)
  • 遠隔からの操作が可能

 FlytBaseとは?

FlytBaseは、ドローンポート運用のための遠隔制御・自動運用プラットフォーム。インターネット経由でドローンを操作でき、BVLOSに必要な要素(カメラ映像、ルート設定、緊急対応、データ連携)を一元管理できます。

目視外・補助者なしでのドローン自動運用を実現する7つのポイント

遠隔ミッション管理PCやスマホから飛行ルートを設定・変更

自動離発着と充電人の手を介さない完全無人運用

リアルタイム映像配信遠隔地から現地映像を確認

AIアラート機能異常検知時の自動通知

ADS-B/UTM連携他航空機の接近検知・空域管理に対応

フェイルセーフ対応通信断・異常時の自動帰還

クラウドでの運用ログ記録法令対応・報告書作成もラクに

【導入事例】産業分野での活用が加速中!

電力会社の送電線点検ドローンが定期的に自動巡回し、劣化箇所を検出

建設現場の進捗管理ドローンが定時撮影し、3Dモデル化して共有

河川や土砂災害の監視雨量センサーと連動してドローンが自動離陸

物流施設での夜間警備侵入検知と同時にドローンが自動飛行

まとめ|ドローン運用は“人が常駐しない時代”へ

これからのドローン運用は、「目視外 × 補助者なし × 遠隔 × 自動」がキーワードになります。DJI Dock3FlytBaseの組み合わせにより、より安全かつ効率的な次世代のドローンポート運用が実現可能です。

自社における活用の可能性を探っている方は、ぜひ一度、導入相談や実証実験を検討してみてはいかがでしょうか?

<関連リンク>

FlytBase公式サイトでさらに詳しく見る 

この記事を書いた人

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奥村英樹

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大手電機・エネルギー企業での技術営業を経て、ドローン業界へ。営業・開発PM・操縦士など幅広い実務経験を活かし、2022年にSORABOTを設立。ドローンの社内導入支援や運用課題の解決を行う「ドローンアドバイザー」として活動中。ドローンをもっと簡単・便利に使える社会を目指しています。

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