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2025.12.19

FlytBaseによる プロポ操縦ドローンのリモート運用

サードパーティーDJI対応の運用アプリを探している方へ。FlytBaseは、DJI Dock3/Dock2などのドローンポートだけでなく、Matrice4シリーズやMatrice400などの通常のDJIドローン(手動操縦)にも対応し、単一のダッシュボードで運用を一元化できます。

Flytbaseについてはこちらをご参考ください。

DJI Dock2、Dock3が運用可能なサードパーティーアプリ Flytbase

サードパーティーDJI運用で何が変わる?(Dock+通常機の一元管理)

FlytBaseは、これまでのドローンポート(DJI DOCK3 等のDOCKシリーズ)対応に加えて、通常のドローン(ドック外運用)にも対応しました。
これにより、プロポで操縦する通常のドローンと、ドローンポートに接続されたドローンを、ひとつのダッシュボードでまとめて管理・監視できるようになります。

運用を一元化することで、機体状況の見落としや情報の分断を減らし、可視化・現場との連携・コンプライアンス(記録・監査対応)までを同じ仕組みで揃えられます。結果として、手動運用と自動運用の間に生まれがちな「死角」を最小化できます。

※自動字幕・日本語での閲覧を推奨します。

サードパーティーDJI対応:FlytBaseの主な機能

統合 機体管理ビュー(統合フリートビュー)

ドローンポートに接続された機体(ドック運用)と、通常の機体(ドック外運用)が、1つの機体管理ダッシュボードにまとめて表示されます。
管理者は、全オペレーションの 稼働状況(ステータス)/バッテリー残量/GPS位置/飛行経路 をリアルタイムで確認できるため、自動飛行(ドローンポート運用)と現場のプロポでのミッション(通常運用)との間にある見えにくさを解消できます。

ライブ映像ストリーミング

通常のドローン(ドック外運用)からのライブ映像に、機体管理ビュー/オペレーション画面/ビデオウォールから直接アクセスできます。
複数の現場のドローン映像とドローンポートの映像を同時に監視でき、どのパイロットがどの機体を飛ばしているかも明確に把握できます。

ゲスト共有

安全なウェブリンクを発行し、ドローンのライブ映像を外部関係者と共有できます。
警察・消防などの関係機関、緊急対応者、お客様のチームは、Flybaseのアカウントがなくてもライブ映像を閲覧可能です。

VMS連携(RTSP / RTSPS)

Live Streaming Flinks を使って、通常のドローン(ドック外運用)の RTSP / RTSPS ストリーミングURL を生成できます。
生成した映像は、Milestone や Genetec などのエンタープライズ向けVMSに取り込み可能で、既存のCCTV(監視カメラ)環境とドローン映像を同じ仕組みで扱えるようになります。

飛行ログの自動記録

通常のドローン(ドック外運用)の飛行は、自動でログ化されます。
飛行経路、飛行時間、バッテリー使用量、離着陸地点、テレメトリが記録され、再生・エクスポートにも対応。監査や報告書作成、コンプライアンス対応に役立ちます。

サードパーティーDJI導入前に確認すべき前提条件(対応機種・送信機)

  • 対応するDJIドローンと、互換性のある送信機(プロポ)

  • ドローン/送信機ともに、FlytBaseがサポートする最新ファームウェアが適用されていること

  • DJI Pilot 2 が、サポート対象の最新バージョンに更新されていること

  • 送信機がインターネットに接続できること(ライブ映像・テレメトリ・飛行データをリアルタイム取得するため)

Supported
Drones
  • DJI Mavic3
  • DJI Mavic3T
  • DJI Mavic3 Enterprise
  • DJI Matrice30
  • DJI Matrice30T
  • DJI Matrice300RTK
  • DJI Matrice350RTK
  • DJI Matrice400
  • DJI Matrice3D
  • DJI Matrice3TD
  • DJI Matrice4D
  • DJI Matrice4TD
  • DJI Matrice4E
  • DJI Matrice4T
Controllers
  • DJI RC Pro
  • DJI RC Plus 1 & 2

現場運用(接続方法)

現場のパイロットは、DJI Pilot 2 のアプリ内で FlytBaseの認証情報を使ってログインし、送信機とドローンのペアを登録します。

登録後は以下が可能になります。

  • 機体がFlytBaseの機体管理ダッシュボードに自動表示される

  • パイロットはDJI Pilot 2で、従来どおり手動操縦を継続できる

  • ライブ映像/テレメトリ/GPS位置/飛行ログがリアルタイムにストリーミングされる

サードパーティーDJI対応を前提に運用設計することで、現場運用と自動運用を同じルールで揃えられます。

サードパーティーDJI運用を成功させるポイント

サードパーティーDJI対応を前提に運用設計することで、現場の手動運用とドローンポートによる自動運用を同じルール・同じ記録体系で揃えられます。
「現場だけ別管理」「ログがバラバラ」といった状態を避けられるため、運用の見える化・監査対応・関係者共有までをスムーズに進めやすくなります。

参考リンク

FlytBase公式機能リリース紹介 FlytBase One: Non-Docked Operations

FlytBase公式Web Enterprise Dashboard for Remote-Piloted Drones

DJI DOCK3導入ガイド 建設・インフラ企業のためのDJI DODCK3導入ガイド|レンタル・委託運用・導入事例

詳細については、SORABOTまでお問い合わせください。

この記事を書いた人

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奥村英樹

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大手電機・エネルギー企業での技術営業を経て、ドローン業界へ。営業・開発PM・操縦士など幅広い実務経験を活かし、2022年にSORABOTを設立。ドローンの社内導入支援や運用課題の解決を行う「ドローンアドバイザー」として活動中。ドローンをもっと簡単・便利に使える社会を目指しています。

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