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2025年12月19日
Sora Blog

2025.12.28
Matrice4を調べていると、途中で「Matrice4Dシリーズ」という選択肢に出会い、次のように迷う方が多くいます。
2つのシリーズは何が違うのか
値段が安いのはどちらか
雨の日でも飛ばせるのは?
現場運用で後悔しないのはどっち?
この記事では、スペック表では見えにくい“現場目線の違い”から2つのシリーズを比較します。
Matrice4シリーズは、人が操作し、現場を回ることを前提にした産業用ドローンです。
機体は以下の2種類です。
DJI Matrice 4T 赤外線搭載
DJI Matrice 4E 可視光・測量用
防水性能は非対応
折り畳みが可能で持ち運びしやすい
プロポ(送信機)2台運用が可能
価格は”D”シリーズより安価
特に折り畳み機構により、
運搬しやすい
現地での展開・撤収が早い
といったメリットがあり、点検・測量・スポット業務との相性が良い機体です。
一方のMatrice4Dシリーズは、思想が異なる機体です。機体のラインナップは同じく2種類です。
Matrice 4D 可視光・測量用
防水性あり(雨天対応)
折り畳み不可(サイズは大きめ)
プロポは1台運用のみ
将来的にDock3運用へ拡張可能
価格は高め
最大の強みは、
「雨が降っても、降りそうでも、飛ばす判断に迷わなくていい」
という点です。
天候判断が不要になることで、
巡回
監視
災害、創作
といった業務の安定性が大きく向上します。
2つのシリーズの大きな違いがプロポ(送信機)の運用方式です。

プロポ2台運用が可能
操縦者とカメラ操作を分担できる
教育・引き継ぎ・安全管理に向く
プロポ1台運用のみ
1人で操縦・撮影を完結
Dock3運用を前提としているため、Dock3とプロポにつなげる思想
これは機能制限ではなく、「人による操縦が主役か、Dock3運用が主役か」という設計思想の違いです。
| 比較項目 | Matrice4シリーズ | Matrice4Dシリーズ |
|---|---|---|
| 防水性 | ❌ 非対応 | ✅ 対応 |
| 折り畳み | ✅ 可能 | ❌ 不可 |
| 持ち運び | ◎ | △ |
| プロポ運用 | 2台可 | 1台のみ |
| 雨天運用 | △ 判断が必要 | ◎ 気にせず可能 |
| 価格 | 安い | 高め |
| 将来拡張 | 手動運用中心 | Dock追加可能 |
持ち運びやすさを重視したい
複数人での現場運用が多い
教育・訓練・引き継ぎが必要
コストを抑えたい
雨天でも飛ばしたい
将来Dock3運用も視野に入れている
産業機の導入は、「価格」や「新しさ」だけで選ばないことが重要です。
天候をどこまで許容できるか
プロポ2台運用が想定されるか?
運用を固定化したいか
この3点を整理すると、度地のシリーズが良いかの選択は自然に決まります。
Matrice4シリーズは軽快・安価・2プロポ対応
Matrice4Dシリーズは防水・1プロポ・安定運用
サイズを許容できるなら4Dは非常に強い選択肢
価格重視・携帯性重視ならMatrice4シリーズ
長く使える産業用ドローンを検索している今だからこそ、別の選択肢も含めて比較する価値があります。
悩んだ際は、是非SORABOTへお問い合わせください。
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