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2025.12.10

【イベントレポート】【AZAX】外壁調査を仕事化する 逆算するワークフロー ~置換ではなく、選択肢を増やす提案~

今回は、11/26に開催した対談イベントの開催レポートをお送りします。

2025年11月開催のソラハブ対談会では、株式会社AZAX坂口美樹さんにお話しをお聞きしました。

株式会社AZAXでドローン事業部を牽引する 坂口 美樹さんは、スクール講師として、そして外壁調査やインフラ点検の現場担当として、日々ドローン活用の最前線に立つ方です。

もともとは事務職出身。受講生としてスクールに通っていたところをスカウトされ、ドローンの世界へ飛び込むことに。「今の自分にできること」と「新しい技術」が重なったことで、新たなキャリアが拓けた好例でもあります。

 

坂口さんがドローンに興味を持ったのは、旅行先で見かけた空撮がきっかけ。

「自分でもこんな景色を撮ってみたい」という思いから資格を取り、最初は完全に趣味としてスタートしました。

ところが、受講中に当時の担当者から声がかかり、まさかのスカウト。

総務や経理などの事務スキルと、ドローンへの理解が「ちょうど欲しかった人材像」とぴったり重なり、今のキャリアにつながったそうです。

現在は、外壁調査・橋梁点検・赤外線診断など、実務面の中心を担当されています。

調査のお仕事は “撮影がメイン” と思われがちですが、実はその前後の作業こそボリュームが大きい部分。

たとえば…
・訪問前の準備や安全確認 ・必要な申請や機材調整
・撮影後の画像整理や解析 ・報告書作成

こうした裏側の工程を丁寧に積み上げることで、初めて「正確な調査」が成り立つのだと語って頂きました。

空撮は「良い映像が撮れたときの達成感」が魅力。対して外壁調査は、壁を見続ける地道な業務ですが、画像診断の精度が上がっていく面白さがあるそうです。

どちらも性質は違うものの、続けていくほど成長を実感できる仕事。
坂口さん自身、空撮と点検の“両方の楽しさ”をバランスよく感じながら日々の業務に取り組んでいます。

国家資格で学ぶ内容と、現場で必要とされるスキルは大きく異なります。

点検では、
・周辺環境の理解
・リスク判断
・必要な画像を確実に撮る技術
・法令知識や報告書作成
など、総合力が求められます。

坂口さんは、現場経験をもとに「実務に使える力」を受講生に伝えることを意識しているとのことでした。

・まずは小さくても「やってみる」と道が拓ける
・操縦技術だけが武器ではない
・事務・営業・解析など、これまでの経験も立派な強みになる

坂口さんのキャリアは、
“好き” と “自分のスキル” を掛け合わせることで道が開ける
そんなメッセージを示してくれています。

挑戦してみた一歩が、未来のキャリアを動かす。
坂口さんの言葉は、これからドローンに関わる皆さんの背中を押してくれるはずです。

 

 

今後のソラハブ対談イベントの予定
次回は1月26日(月)開催予定。詳細決まりましたらご案内お送りいたします。

この記事を書いた人

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奥村英樹

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大手電機・エネルギー企業での技術営業を経て、ドローン業界へ。営業・開発PM・操縦士など幅広い実務経験を活かし、2022年にSORABOTを設立。ドローンの社内導入支援や運用課題の解決を行う「ドローンアドバイザー」として活動中。ドローンをもっと簡単・便利に使える社会を目指しています。

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