自動充電型ドローンポート DroneNest

DroneNest(自動充電型ドローンポート)とは?

現地の操縦者が不要となる新しいドローンのソリューション

ドローンを扱う事業者であれば、誰しもが抱えているドローン運用に関する課題、それを解決する一つの手段となりうるとが、ドローンポートと呼ばれる、ドローンの格納・充電・遠隔操縦が可能となるシステムです。

SORABOTのドローンポート「DroneNest」は、2021年11月より日本国内での検証をしており、電力会社・再生可能エネルギー事業者・大規模工場・建設現場・警備業務などでのドローン活用における無人化・省力化への貢献が期待されています。

一般的なドローンポートと異なり、機体・充電ステーション・遠隔操縦アプリが各々独立した製品でもあり、マルチプラットフォーム対応しており、以下のような特徴があります。


1. DJI製の機体に対応 / 国産機へのカスタマイズも可

DJI純正のDJI Dockに対して、サードパーティー製のソフトウェアとして、遠隔操縦アプリの提供も可能ですが、すでにお持ちの機体を利用することも可能です。

DJI製 MAVIC2シリーズ

DJI製 MATRICE300RTK ※上空LTE対応可能

DJI製 DJI Dock2 / Matrice3D / Matrice3DT ※遠隔操縦アプリのみ ドック

DJI製 MAVIC 3E (測量用カメラ) / MAVIC 3T(赤外線) ※遠隔操縦アプリ開発中

【その他対応機体種類】

ArduPilot系ファームウェアの機体

PX4系ファームウェアの機体

カスタマイズにより国産ドローン等にも対応

DroneNest(自動充電型ドローンポート)夜間運用の例

DJI製ドローンに対応

DJI Dock対応

MAVIC2シリーズ対応

Matrice300RTK対応

. 世界各国での豊富な実績

DroneNestは海外で豊富な実績を持つ製品で、ベルギーでは警察や消防の緊急駆け付け業務をサポートする用途に70台が導入され、アルゼンチンでは火力発電所の設備の定期巡視や敷地境界の警備用途で活用されています。そして、すでに運用実績があるからこそ、より使いやすくシステムとなるよう常に改善がなされています。 DJI純正のDJI Dockに対して、サードパーティー製のソフトウェアとして、遠隔操縦アプリの提供も可能ですが、すでにお持ちの機体を利用することもできるため、低価格でのサービス提供も可能です。

ベルギーの事業者CITYMESHの5G通信を活用した事例 ※英語Youtube

アルゼンチンの事業者Pampa Energíaの巡視・警備用途の事例 ※英語ページ

. 遠隔地からの操縦、映像共有、画像のクラウド管理

DroneNestは遠隔地からの運用が想定されたシステムのため、飛行中のドローンからの視点を他のオペレータや現場の作業者へもストリーム配信が可能です。同じ映像を見ながら、現況確認や作業計画を立てることもできます。また、撮影した画像・動画は、飛行終了後クラウドストレージへのアップロードを行うことができます。現場での人の介在をせず、データの取得も可能です。

遠隔操縦の様子

映像のリアルタイムストリーム

DroneNestで解決しうる課題

省力化の先にある本当の意味での自動化

2022年12月に施行された改正航空法において、カテゴリーⅡの飛行許可承認要件のうち、立入管理区域に関する定義が明確化されました。これにより現地の操縦者が不要、かつ遠隔地からドローンの操作が可能な要件が定まり、ドローン活用の省力化が進むと考えられています。さらに、遠隔操縦により高頻度で取得するデータを、画像分析アプリケーションとシステム連携することにより、飛行からデータ解析までの自動化が可能となります。DroneNestの活用により、この本当の意味での自動化に向けたデータ取得業務の自動化へ一歩踏み出すことができます。

1. 遠隔地からの操縦による、操縦者の移動/配備

インターネット経由での遠隔地からの操縦により、操縦者が実際の現場にてドローン飛行をする必要がなくなります。遠隔地からのドローン運用により、現場までの移動工数の削減や各拠点への操縦者の配備が不要となり、1名のオペレーターが日本全国のドローンを飛行でき、より効率的にドローンの運用が可能となります。

2. 自動充電による、充電/機体準備の手間

DroneNestに着陸したドローンは、飛行終了後自動的に充電が開始されます。充電完了後も、DroneNest内で保管されており、機体の準備も不要です。バッテリー充電や事前の準備が不要となり、ドローン運用に付帯する作業を削減できます。 

. 各拠点での操縦者育成業務の発生

ドローンの運用を検討する際に、拠点が複数ある事業者においては、各拠点にて操縦者の育成が必要となります。DroneNestであれば遠隔地からの操縦が可能となるため、本社などの主要拠点にオペレーターを配置すれば、日本全国のドローンの運用ができ、オペレーター育成を1つの拠点に集約することが可能です 

遠隔操縦システムによる、ドローン飛行の一括管理

MATRICE300RTK 自動充電の様子

事例 / 機能紹介

活用例

スピーカーや高輝度LED(サーチライト)の搭載ができ、多用途へ活用可能

点検 発電所、石油化学プラント、港湾等の設備点検

巡回監視 :工場、倉庫、ダム・河川地域の巡回監視

農業 :果樹園の盗難対策・鳥獣害対策、畜産業の疫病対策


DroneNest(自動充電型ドローンポート)の活用例

Drone Nest仕様(Mavic対応 / Matrice対応)

D80 MAVIC2対応品

D135 MATRICE300RTK対応品

パートナーシップ

遠隔操作アプリ flytbase

充電ポート HEISHA