Skydio、遠隔操作による
目視外飛行の飛行許可を取得
について解説
Skydio合同会社のプレス、裏にある思惑を想像して解釈すると?
(レベル3とは別)・それを活用して申請が通ったので、Skydio合同会社はいつでも条件付きで補助者なし目視外できます。 (なので、PoCはいつでも依頼ください)
Skydio合同会社の実際のプレス内容
何故こんなにわかりにくいのか?
”レベル1、レベル2、レベル3、レベル4の分類”と”カテゴリーⅠ、カテゴリーⅡ、カテゴリーⅢ”の根本的な違い
ニュースでは、国家資格制度開始によりレベル4ができるようになったと報道されがちですが、正確には法改正と合わせて分類も変更されています。
レベル4に相当する飛行方法は、カテゴリーⅢと呼ばれるようになりました。
では、カテゴリーⅢとカテゴリ―Ⅱの違いはというと、第三者上空を飛行するかしないかの違いです。
レベルは、有人と無人(DIDもしくはそれ以外)で区別をしていたと考えるとその差がわかりやすいと思います。
小型無人機の飛行レベル 出典:国土交通省
カテゴリー分類 出展:国土交通省
改めてSkydio合同会社のプレスを見ると・・・
これを念頭に、改めてプレスに書かれている内容を整理すると。
・カテゴリーⅡで補助者なし目視外の承認を取った
・「Skydio Remote Ops」遠隔操作による飛行が可能
・航空局への通報のみで飛行可能になる
つまり、包括申請で補助者なし目視外が取得できた。それは、カテゴリーⅡの範囲内である。
ということを意図しており、Skydio合同会社がSkydio Dockを活用したPoC等を積極的に進めたいというような意思が感じられる。
ドローンポートの活用が進む!!
価格や仕様、実際の運用に関する詳細については確認ができていないが、Skdio Dockを活用すると、補助者なし目視外飛行が可能になるということは、他社含めて自動充電型のドローンポートを用いれば補助者なし目視外飛行ができる可能性があるということである。運用面で、補助者なし目視外は相当の経験と安全管理に関する知見がないと運用が難しいため、誰でもいつでもというわけにはさすがにいかないと考える。
そんな中でも、当社(合同会社SORABOT)のDroneNestについては、いち早くレベル3(カテゴリーⅡの補助者なし目視外)の許可承認を取った実績のあるシステムであり、その運用実績もある。施工現場、プラント、発電所等、第三者の侵入がない環境においてドローンポートによる遠隔操縦・遠隔監視の技術の実用化を進めることが真の意味での業務改善につながると考える。